「なるはや」を多用する上司がいる会社がダメな理由

会社は人が集まって活動して利益を生む組織です。

仕事を進めるにあたっては、他の人から仕事を頼まれることもあります。

そのような依頼するときに言われることがあるのがコレ。

この仕事お願いね。「なるはや」で！

依頼した仕事をなるべく早く片付けてほしいからこのように言うのでしょう。

しかしこれを多用する上司がいる会社はダメな会社です。

では一体どこがダメなのか。

そこで今回は「なるはや」を多用する上司がいる会社がダメな理由について解説します。

「なるはや」を多用する上司がいる会社がダメな理由

「なるはや」を多用する上司がいる会社がダメな理由、それは優先度を管理できないからです。

仕事というのは１つとは限りません。
同時に複数の仕事を抱えることが起こります。

しかし人間の体はひとつであり、同時並行で作業などできません。
よって複数の仕事があった場合、どれを先に進めるか判断する必要があります。

優先度は重要性や緊急度を考慮して決めますが、決めきれなかったり抱えている作業量によってどれかが間に合わなくなるような場合は、上司に相談することになるでしょう。

ここで問題が発生します。

「なるはや」という曖昧な表現を使うことで、本来は上司による優先度決定が必要なところを「全て大事」という曖昧な状態をキープしてスケジュール調整から逃げてしまいます。

全部大事と言われても、全部を並行で作業することはできずに、結局どちらかは遅れてしまいます。

そうすると責任転嫁の叱責が始まります。

このように「なるはや」という曖昧な表現は優先順位を調整する責任からの逃げに使われるわけです。

「なるはや」についての周囲のイメージ

「なるはや」は優先順位を調整する責任から逃げるために使われることを説明しました。

ではこの「なるはや」について他の人はどう思っているのでしょうか。

「なるはや」についてのイメージを集めてみました。

「なるはや」の責任を全てエンジニア側に押し付けるためにできた概念 https://t.co/n2eZLjKTnl

— 無能なボンブ@残り1案件 (@itengr_matome) May 24, 2023

上司１「なるはやで」
上司２「なるはやで」
上司３「なるはやで」
ウワアアアアーッ

— かにめし👾 (@Kanimeshi_GoGo) May 23, 2023

私：納期いつですかっ！

上司：「なるはやで」

はぁ… https://t.co/oGXZ5SPQlp

— トキ メキ子 (@fuxxin_assca24) April 21, 2023

上司「これをやってください」
多毛「はい。いつまでに、手順の指示、優先順位を教えてください」
上司「なるはやで」
多毛「進行中の作業を中断してこれを終わらせよ という【なるはや】ですか？」
上司「察して？」
多毛「それができたらマネジメントはいらないので明確な指示をください」

— パンダの中身:PANDA (@KGiovazzini) February 13, 2023

「なるはや」については以下のようなイメージを持たれている事がわかりました。

「なるはや」という曖昧な指示には良いイメージは持たれていないようです。

やはり「なるはや」を使った曖昧な指示には問題があると言えるでしょう。

まとめ

今回は「なるはや」を多用する上司がいる会社がダメな理由について解説しました。

「なるはや」を多用する上司がいる会社がダメな理由、それは優先度を管理できないからです。

複数の仕事がある中で仕事を任せようとしているにも関わらず、優先順位を決めずに相手に丸投げしているわけです。

この丸投げの問題点は以下の通りです。

このように「なるはや」を多用する上司がいる会社は、調整ができずに一般従業員に全てを丸投げしている可能性があります。

必要調整を行わずに、結果が気に入らなければ激怒して叱責するようなパワハラが横行していることでしょう。。

このような会社に居続けることは、使い潰されるリスクが大きいので避けたほうがいいと言えるでしょう。

とはいえ問題のある会社だとわかっても、転職は簡単ではなく実績やスキルが求められます。

転職するには、スキルを高めておいて「辞めてもすぐに就職できる」ようにすることが大事です。

そこでITスキルを高めるのがオススメ。

スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。

また今いる会社がブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。