「できない理由」を言うんじゃない!
「できる方法」を探せ!
これ言われるけど、結構ツラいよね
それは危険なパターンですね
会社は人が集まって活動して利益を生む組織です。
仕事を進めるにあたっては、簡単なことばかりではなく、ときには困難なこともあります。
そのような困難な事態を報告したときに言われることがあるのがコレ。
「できない理由」ではなく「できる方法」を探せ!
「できる方法」を探すことは一見正しいことのように思えます。
しかしこれを多用する会社は危険な会社です。
では一体どこが危険なのか。
そこで今回は「できない理由ではなく、できる方法を探せ」とフォローする会社が危険な理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。
記事を読むメリット
「できない理由ではなく、できる方法を探せ」とフォローする会社が危険な理由がわかり、会社を見極めるポイントがわかる
「できない理由ではなく、できる方法を探せ」とフォローする会社が危険な理由
「できない理由ではなく、できる方法を探せ」とフォローする会社が危険な理由、それは丸投げだからです。
仕事を進める上での課題については、従業員個人で対処できるものから、管理職や取締役による調整が必要なもの、お金をかける必要があるものまで様々です。
その課題を全て従業員に丸投げしていては、課題が解決できません。
また「できる方法を探せ」とする丸投げには以下のような問題があります。
ダメなポイント
- 従業員や品質に対するリスクの無視
- 過剰なプレッシャー
- 適切なトレーニングやリソースの欠如
従業員や品質に対するリスクの無視
「できる方法を探せ」と言う丸投げの問題点として従業員や品質に対するリスクの無視があります。
できる方法を見つけられれば良いですが、そうでない場合に会社が達成すべき目標や成果に対して、安全やリスク管理が犠牲にされることがあります。
無茶な目標を丸投げされた場合に発生するリスクとしては以下のようなものが挙げられます。
- 従業員の過労や違法残業
- 品質を落としての作業
- 目標達成を偽る捏造
課題を見ずに無茶振りだけしていると、一見解決したように見えて「見えないリスク」を多く含んだ状況に陥ります。
このリスクはいずれ自己として顕在化して会社の信用を落とすことになるでしょう。
無茶を丸投げしても爆弾を抱えるだけですね
過剰なプレッシャー
「できる方法を探せ」と言う丸投げの問題点として過度なプレッシャーがあります。
「できる方法を探せ」というフォローは、従業員に対して自ら解決する姿勢を持つよう促すものです。
しかし、それが過剰なプレッシャーとなり、従業員が現実的なリスクや問題を無視する傾向を生むことがあります。
現実は課題があるのに上は「できる方法を探せ」の一点張りで話を聞いてもらえない
できなければ叱責される
ここから解放されるにはもう「できたこと」にするしかない
課題を見ずに「できる方法を探せ」と丸投げしているようでは、このような捏造を生む温床となってしまいます。
適切なトレーニングやリソースの欠如
「できる方法を探せ」と言う丸投げの問題点として適切なトレーニングやリソースの欠如があります。
「できる方法」を探すには従業員が実際に必要なスキルや知識を持っていなければなりません。
しかし丸投げ体質の会社には、そのように十分なトレーニングをしていないことが多々あります。
会社が従業員に対して十分なトレーニングを提供しない場合、従業員は正しく対処することができません。
「できる方法」以前に「できる準備」が提供できていないということですね
まとめ
今回は「できない理由ではなく、できる方法を探せ」とフォローする会社が危険な理由について解説しました。
「できない理由ではなく、できる方法を探せ」とフォローする会社が危険な理由、それは丸投げだからです。
課題から目を背けているので「できる方法を探せ」と丸投げしてしまうわけです。
この丸投げの問題点は以下の通りです。
ダメなポイント
- 従業員や品質に対するリスクの無視
- 過剰なプレッシャー
- 適切なトレーニングやリソースの欠如
このような点を考慮できずに放置しているということは、社内で無責任な丸投げが横行しているという可能性は高いです。
必要な予算や権限を与えずに無茶振りしたり、部署間の調整も丸投げして「できる方法を探せ」と言われるかもしれません。
このような会社に居続けることは、使い潰されるリスクが大きいので避けたほうがいいと言えるでしょう。
課題から目を背けて丸投げするだけでは未来は無さそうですね。。。
ちなみに似たような丸投げ標語をポスターとして掲げる会社があったらそこも丸投げ体質の危険な会社である可能性が高いです。
とはいえ問題のある会社だとわかっても、転職は簡単ではなく実績やスキルが求められます。
転職するには、スキルを高めておいて「辞めてもすぐに就職できる」ようにすることが大事です。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また今いる会社がブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。