この前カジュアル面談に参加したと思ったら、面接が始まったんだけど…
会社に入る為には採用フローを経る必要があります。
採用フローは通常、書類選考と複数回の面接があります。
そして近年は採用フローを開始する前に、カジュアル面談でイメージ合わせをすることもあります。
ですがこのカジュアル面談で問題が起こることがあります。
カジュアル面談と称して面接を始める企業
これはダメです。
では何がダメなのか。
そこで今回はカジュアル面談で面接する会社は行くべきではない理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。
記事を読むメリット
カジュアル面談で面接する会社は行くべきではない理由がわかり、会社を見極める判断基準が明確になる
カジュアル面談とは
まずカジュアル面談とは何なのか。
カジュアル面談とは選考プロセスに入る前の相互理解の場です。
カオナビのページでは以下のように書かれています。
カジュアル面談とは、「企業と応募者のミスマッチによる内定辞退」「入社後の早期退職を軽減」といった目的を持つ面談方法のこと。相互理解を深めるための場として、新卒採用および中途採用、どちらの選考においても活用されます。
カジュアル面談の特徴は、「一般的な選考プロセスである面接に比べ、双方がリラックスした状態で臨める」「企業は自社をよく知ってもらうための場となる」です。
カジュアル面談とは? 意味、目的、事前準備、本番での注意点について - カオナビ人事用語集
目的はあくまで相互理解なので、カジュアル面談の段階では応募の意志は必要ではありません。
あくまで応募するかどうか決める為にラフに会話する場です。
なので服装は自由で良いですし、履歴書も要りません。
先に会社についてラフに聞けるのはいいね
まぁ「カジュアル」といっても、あまり自由にしすぎて悪い印象与えると後の選考で困りますけどね
カジュアル面談で面接する会社
カジュアル面談は採用プロセスではありませんが、そこで面接をしてしまう会社なんてあるのでしょうか?
実はあります。
Twitter上でも「カジュアル面談と称して面接が始まった」という報告がいくつか見つかったので挙げてみます。
それではカジュアル面談および一次面接を始めますってなんだよ!さすがに「ちょっwwwえっ!?www」って声出ちゃったよ!
— ちょめ子卍 (@chome2xx) October 28, 2021
カジュアル面談でいきなり面接はじめようとしてくる会社、カジュアルに嘘つくなよwwwww
— Shegazer (@code_gazer) October 28, 2021
「カジュアル面談だと思っていたら面接だった!」という事例が想像よりも多くびっくりしている。
— ゆうくん@HeaRの青春パラレルワーカー (@yu_nonjp) October 29, 2021
・候補者の知りたい情報をとにかく聞く
・企業側からの惜しみない情報提供
・相互理解を促進してお互いの「合う/合わない」まで判断できたらベター
ぐらいのテンションで良いと思っています。
面談という名の説得はアカン。「なんでも話聞くよ」って言ってたのに、結局価値観の押し付け。カジュアル面談と題して面接してるのも同じ。やられた方は一気に心を閉ざすから要注意です。営業感が強いゴリ押しが嫌われるのも同じことなんだろうな。1対1の双方向コミュニケーションをしていかないと。
— おばた わたる (@w_t_r_o_b_t) October 29, 2021
なんでそんなことするんだろう
カジュアル面談と面接の違いがわかってないんですかね
カジュアル面談で面接する会社は行くべきではない理由
カジュアル面談で面接する会社は行くべきではない理由、それは未来の社員候補である応募者を騙す会社だからです。
先にも述べたように、カジュアル面談は「応募意志が確定する前の相互理解の場」であり採用プロセスではありません。
そこで
カジュアル面談には履歴書持ってきたよね。
じゃあ今から自己アピールしてね。
とか言われたら
カジュアル面談だと思ってたのに騙したな?
となるでしょう。
「この会社興味あるな」と思っていた候補者からしても、騙し討ちにも等しい行為なので会社の印象は最悪です。
面談と言いながら面接してしまう理由
では何故カジュアル面談と言いながら面接を始めてしまうのか。
理由はいくつか考えられます。
カジュアル面談で面接する理由
- カジュアル面談の案内役と面談担当者が違う
- 面談担当者がカジュアル面談と面接の違いがわかっていない
- 「会社側の方が偉い」という誤解
このあたりが主な理由として考えられます。
案内役と担当者が異なり、カジュアル面談の意図を十分に連絡できていなかればこのようなことも起こるでしょう。
また面談の担当者が「会社=雇用する側なので偉い」みたいな価値観を持っていると、カジュアル面談を相互理解の場と捉えずに「応募者をチェックする場」と思ってしまうかもしれません。
いずれにしても正常な採用プロセスが機能しているとは言い難いので、このような会社に入るのは危険と言えます。
逃げるしかないね
まとめ
今回はカジュアル面談で面接する会社は行くべきではない理由について解説しました。
カジュアル面談で面接する会社は行くべきではない理由は
- 騙し討ちしてくる会社だから
- 「会社側が候補者をチェックする」と驕っているから
本来カジュアル面談は応募意志を問わない相互理解の場であるにも関わらず、一方的に応募者扱いとして評価を始める会社はモラルの低い会社と言えます。
もし入社したとしても理不尽なパワハラが待っているリスクが高いです。
このような会社には行かないほうが無難と言えるしょう。
面談で騙してくる時点でモラルには期待できませんからね。
とはいえ就職できなければお金は得られません。
就職するにも自分自身の武器が必要。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また既に従業員を恐怖で支配するようなブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。