職場にモチベーションアップ株式会社のポスターがあった…
ブラック企業確定なので転職しましょう!
会社は人が集まって活動し利益を生む組織です。
誰かから対価をもらう以上、それに見合った製品やサービスを提供する必要があります。
なので従業員にも高い意識を持ってもらう必要があるでしょう。
しかしこんな標語を見たら要注意。
これって当たり前?
仕事がある 給料がでる 仲間がいる
もっと感謝して毎日のしごとをがんばらなくちゃ!
こんな標語が貼ってある会社は高い確率でブラック企業でしょう。
では何がダメなのか。
そこで今回はモチベーションアップ株式会社のポスターがある職場は転職した方がいい理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。
記事を読むメリット
モチベーションアップ株式会社のポスターがある職場は転職した方がいい理由がわかり、会社を見極める判断基準が明確になる
モチベーションアップ株式会社のポスターがある職場は転職した方がいい理由
モチベーションアップ株式会社のポスターがある職場は転職した方がいい理由、それはブラック企業だからです。
まずは実際のポスターを見ていきましょう。
信仰宗教『モチベーションアップ株式会社 教』
— 非 後悔 (@9TAWotP3hfume
((((;゚Д゚)))) 恐ろしい…。 pic.twitter.com/KrremA0JC64h) August 7, 2021信仰宗教『モチベーションアップ株式会社 教』
— 非 後悔 (@9TAWotP3hfume4h) August 7, 2021
((((;゚Д゚)))) 恐ろしい…。 pic.twitter.com/KrremA0JC6
モチベーションアップ株式会社のポスターを表示する #品川駅前で一番心傷付けた奴が優勝 pic.twitter.com/FiIjjUUkcD
— たなとす (@Thanatos0414) October 5, 2021
色々な所に営業行くけど、従業員の不平不満が多い所ほど結構な割合でモチベーションアップ株式会社のポスターが貼ってある。 pic.twitter.com/zKirxYSCtM
— イナコウ軍団 (@jun76busker) September 11, 2018
いや当たり前でしょ。 pic.twitter.com/nCNqREWout
— うめめ🔛ITエンジニャー (@beConjuror) November 6, 2021
これは…働く意欲が無くなりそうな標語だね
このように従業員を責めるような標語が色々あります。
このポスターがあると従業員を責める風土が強く、ブラック企業の可能性が十分あるので転職推奨です。
モチベーションアップ株式会社のポスターの問題点
ではモチベーションアップ株式会社のポスターの問題点が何なのか掘り下げてみたいと思います。
これらポスターの問題点は以下の意識だと考えられます。
ポスターの問題点
- 「会社は尊く従業員は卑しい」という偏った思想
- 「問題は常に従業員にある」という責任の押し付け
どのポスターにもこれらの思想が現れています。
例えば先の標語。
これって当たり前?
仕事がある 給料がでる 仲間がいる
もっと感謝して毎日のしごとをがんばらなくちゃ!
これも「会社の仕事、給料、仲間にもっと感謝して働きなさい」ということでしょう。
一方的な感謝の要求。
これは明らかに不平等で偏った思想です。
また会社のWEBサイトにはこう書かれています。
社長目線で、社長の感性に合う社員教育ポスター・読本・セミナーを練りに練って、こだわって、ご提供いたします。
http://www.motivation-up.co.jp/
完全に「社長に都合の良いポスターを作ります」と公言しています。
これでは社長のモチベーションは上がっても、従業員のモチベーションが下がるのは必至でしょう。
ワンマン社長の認知バイアスにつけ込んだ商売で、労働環境の是非は無視してますね…
会社と従業員は契約上は対等
個人で安定した環境を用意するのは難しいのは確かです。
しかし本来会社と従業員の契約上の関係は対等のはずです。
従業員は労働を行い、企業は対価として賃金を支払う。
そこに納得して労働契約が行われています。
にもかかわらず「会社に感謝せよ」はおかしいと言わざるを得ません。
でも仕事があるのは助かるよね
買い手市場ならそうでしょうね
仕事があるって当たり前?
こう聞かれるのであれば
働いてくれる人がいるのって当たり前?
こう返すことができます。
不景気な業界であれば「仕事がない」という状態になり、従業員は「採用してくれてありがたい」という心境にもなるでしょう。
しかし逆に人手不足の業界では「仕事はあるのに人材が確保できない」なんてことも大いにあります。
そんな状況で
仕事があるって当たり前?
なんて上から言おうものなら
あー、会社なんて他にもあるから辞めますわ
という事態になりかねません。
「会社は尊く従業員は卑しい」という偏った思想を持っていると、本来会社と従業員の契約上の関係は対等ということに気づけなくなります。
売りて市場でそんなこと言おうものなら総スカンですね
従業員に責任を押し付けていると会社の改善ができない
従業員に責任を押し付けていると会社の改善ができません。
例えば別のポスターでこんなものがありました。
できない病にかかってない?
・人がいない
・設備や商品が無い
・予算が無い
・時間がない
「どうすればできるのか?」
知恵を出すのがあなたの仕事!
これこそ責任転嫁の例です。
「◯◯が無いからできない」は従業員の課題ではなく、そのまま会社の経営課題です。
人がいないのは採用課題ですし、時間がないのはプロジェクトや生産のスケジュールを組めていない管理課題です。
根本を解決しなければスムーズに仕事を進められないのが明白なのに、
「できない」じゃなく
どうすればできるのかを考えろ!
では完全に丸投げです。
むしろこれを経営層や管理職が考慮できないのであれば無能の誹りを免れることはできないでしょう。
末端従業員に権限無しでヒト・モノ・カネの考慮までしろというのは丸投げもいいとこですね
無茶な仕事を押し付けて従業員に無理をさせたら違法
無理な仕事に対して会社が何の対策もせずに従業員に押し付けたら、違法な状態になりやすいです。
例えばさきほどのコレ
できない病にかかってない?
・人がいない
・設備や商品が無い
・予算が無い
・時間がない
「どうすればできるのか?」
知恵を出すのがあなたの仕事!
ヒトもカネも時間も無い。
この状況を従業員に丸投げしたら取れる手段は捏造かサービス残業くらいでしょう。
できる方法があれば「できない」と言う前に出してるからね…
前者であれば品質を下げたりテストを無視して納品する。
後者であれば長時間労働で何とかして、データ上は残業していないことにする。
どちらも短期的にはそれで済んでも、後で問題になるでしょう。
無責任な丸投げはそれくらいリスクを孕んだ行為です。
労働基準法では、原則として法定労働時間(1日8時間・1週間に40時間)を超える労働を禁止しています。法定労働時間を超える労働は時間外労働とみなされ、割増賃金の支払いが必要です。そのため、割増賃金の支払いを伴わないサービス残業は、労働基準法違反にあたります。
サービス残業はなぜ違法となるのか? 防止のポイントとは? - 業務管理・仕事可視化ツールならMITERAS(ミテラス)
まとめ
今回はモチベーションアップ株式会社のポスターがある職場は転職した方がいい理由について解説しました。
モチベーションアップ株式会社のポスターがある職場は転職した方がいい理由は
ポスターを採用してる会社は高確率でブラック企業だから
モチベーションアップ株式会社のポスターには以下のような問題点があります。
ポスターの問題点
- 「会社は尊く従業員は卑しい」という偏った思想
- 「問題は常に従業員にある」という責任の押し付け
これは経営者にとっては「経営層は最高ですが従業員に問題があるので意識改革しましょう」という都合が良いメッセージです。
なのでこのポスターがある会社では、都合の悪いことは全て従業員に押し付けられるのは目に見えているでしょう。
ブラック企業の資質高いから転職した方がいいですね。
とはいえ辞めてもすぐに就職できるかどうかはわかりません。
就職するにも自分自身の武器が必要。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また既に従業員を恐怖で支配するようなブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。