プロジェクトを進めたいのに上への説明に時間がかかる
会社は人が集まって活動し利益を生む組織です。
複数の人間が関わるので、ときには仕事を進める為に社内調整が必要です。
しかしそんな社内調整に時間がかかる会社はオススメしません。
一体何がダメなのか。
まぁ時間がかかるのは嫌ですね…
そこで今回は社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由について解説します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。
記事を読むメリット
社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由がわかり、会社を見極めるポイントが明確になる
社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由
社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由、それは複数あります。
社内調整が長い会社がダメ理由
- 管理職や経営者の能力が低い
- スピード感が無い
- コスト感覚が無い
ひとつずつ説明します。
管理職や経営者の能力が低い
社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由のひとつは、管理職や経営者の能力が低いことが挙げられます。
管理職の能力について言及したので、まず優秀な管理職の条件を挙げてみます。
優秀な管理職には2パターンあります。
優秀な管理職のパターン
- 自分で詳細まで理解して、明確な指示を出す
- 詳細については部下を信頼し、自分は概要だけ理解して方針を指示するパターン
前者の「自分で詳細まで理解して明確な指示を出す」のは、優秀なプレイヤーが管理職になったパターンです。
仕事の詳細な部分の背景知識があるので、部下と仕事の報告を詳細に聞くことができます。
細かいことも理解できるので部下への指示も明確にできるので、部下もやることが明確なので動きやすいです。
当然社内調整に時間はかかりません。
「何故自分と同じようにできない!」みたいな残念タイプもいますが、それは別の話ということで
後者の「自分は概要だけ理解して方針を指示するパターン」も優秀です。
自分はあくまで管理職として詳細まで踏み込まずに、詳細は部下を信頼して任せることで互いのレイヤーを切り分けて仕事をすることができます。
こちらも部下が方針を違えなければ、理解してもらうのは概要部分で良いので調整に時間はかかりません。
能力が低いパターンはこれらの逆になります。
詳細を理解する能力が無いのに詳細まで管理しようとするパターン
自身を1の「自分で詳細まで理解して明確な指示を出す」パターンの上司だと思いこんでいるため、部下に対して細かい内容を聞いてきます。
しかし専門的な知識が無いので理解にものすごく時間がかかります。
それでいて
「自分が理解しない限りOKは出さない」
と頑固な場合が多く、社内調整にとんでもなく時間がかかります。
細かい話がしたいなら、話せる背景知識を持った上で臨んで欲しいですわ…
このように、社内調整に時間がかかる場合、管理職や経営者が優秀ではないリスクを孕んでいるので辞めた方がいいかもしれません。
スピード感が無い
社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由のひとつに、スピード感が無いことも挙げられます。
現代の仕事はスピード感を持って早くこなすことが必要です。
何故なら世界は動いており、自分たちと競合する別の会社に仕事を取られてしまう可能性があるからです。
社内調整に時間をかけていたら簡単に機会を損失してしまうでしょう。
社内調整でまごついているうちに、案件を他社に取られたら笑えませんわ
また他社に仕事を頼むときも同様にスピードが必要です。
こちらは相手に無償でリソース確保させつづけることはできないからです。
仕事を受けるとなればPJ期間中に人材を充てがう必要があります。
しかし発注側が社内調整に時間をかければ、その分発注が遅れ、PJ期間が後ろにずれ込みます。
そしてPJがずれ込めば依頼先もスケジュールがずれた分後ろまで人材を確保しつづける必要があります。
発注金額が増えずに人材確保の期間が長引けば、それは赤字に繋がるので、受注側にとってもスピード感が無い会社と組むのはリスクとなり、いずれ発注側が相手にしてもらえなくなります。
いつ終わるかわからない社内調整で待たされるのは、パートナー企業にとってはお金だけ流出する無駄期間でしかないですからね
このように、スピード感が無いということは顧客やパートナー企業の信頼を失うことに繋がります。
このような会社はに居続けるのはリスクが高いので、辞めた方が良いでしょう。
コスト感覚が無い
社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由のひとつに、コスト感覚が無いことも挙げられるでしょう。
会社というのは仕事を通じて利益を得る為の組織です。
しかし社内調整というのは間接業務であり、利益を生まない行為です。
社内調整に時間がかかるということは、「従業員の時間を利益を生まない時間で潰す」ということになります。
それは無駄というものです。
いくら大きい金額の案件を取れたとしても、無駄なタスクに社内リソースを多く割いていては利益が消えてしまいます。
社内調整ばっかしてたら利益出ないのも当然ですよね
そして利益が出ない会社はいつか潰れます。
このような会社はに居続けるのはリスクが高いので、辞めた方が良いでしょう。
社内調整は必要
社内調整に時間がかかるのは良くないです。
しかし社内調整そのものは必要です。
社内調整が必要な理由としては、社内でも部署や人によって考え方が違うからです。
経理部門、製造部門、開発、それぞれ利害が異なれば調整が必要となります。
それぞれの部門管理者は経営目標のためにおのおの行動しているが、総論で一致する利害も、細部では対立することがある。結果を出すリーダーには、関係各所の対立を解消し、万難を排して仕事を先に進める調整力が求められる。
結局、日本の会社で昇進するためには政治力と能力のどちらが大事なのか | (5/10) | PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン) ”
社内と言えど、関係者の利害が異なれば落とし所を調整する必要があります。
しかしそこに膨大な時間がかかるようでは先に述べたように多大な無駄コストとなってしまいます。
社内判断は各部署の管理職を通じて、早急に決めるべきでしょう。
どうしても社内調整に時間がかかるようであれば、先に挙げた優秀な管理職、スピード感、コスト感覚のどれかが不足しているので、逃げる準備をした方がいいかもしれません。
まとめ
今回は社内調整に時間がかかる会社は辞めた方がいい理由について解説しました。
議事録をちゃぶ台返しする上司がいる会社を避けるべき理由はその上司に責任回避されるからです。
理由は複数あって以下の通り。
社内調整が長い会社がダメ理由
- 管理職や経営者の能力が低い
- スピード感が無い
- コスト感覚が無い
「自分が理解しない限りOKは出さない」
と言いながら、管理職や経営者側に詳細を理解するための知識がなかった場合、説明資料や事前知識を入れるためにとんでもなく準備時間がかかります。
そして社内説明にかかった時間は、コストとして会社の利益を圧迫します。
社内調整に時間がかかる会社はコレを上層部が理解していないので、「将来性が弱い」と言わざるをえないでしょう。
す。
そのような会社で働いていても発展も昇給も見込めないのです。
さっさと割り切って転職してしまいましょう。
まぁ社内調整に時間がかかりすぎるようなところでは、やりがいも無いですね・・・
無駄なタスクをさせられるとメンタルにも良くないので、早めに脱出した方が安全ですね
とはいえ辞めるとしても次の仕事を見つけないと収入が無くなってしまいます。
転職するにはスキルを高めておいて「辞めてもすぐに就職できる」ようにすることが肝要。
そこでITスキルを高めるのがオススメ。
スキルを高めておくと入った会社がダメでも「この会社を辞めても生きていける」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります。
また今いる会社がブラック企業で、退職を言い出すのすら難しい場合は退職代行を使うのも手です。