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「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由

「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由

それってウチじゃなくてもできるよね?

面接。

それは職を求める求職者と、人材を求める企業のマッチングの場

求職者は生きるためのお金を得るために職につきたい。

企業は自分達の事業を円滑に行うための人材が欲しい。

お互いにとって「自分とマッチする職場なのか」「自分達の要求を満たす人材なのか」をすり合わせるのが面接です。

しかしときには面接で難しい質問が出てきます。

それってウチじゃなくてもできるよね?

求職者に対して「どんなことがしたいか」と質問をして、出てきた回答に対してこのように言われる。

なかなか難しい質問で、求職者側は答えにくいでしょう。

ですが知っているでしょうか

この質問をすること自体がNGであることに。

そこで今回は「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由について解説します。

書いている人

ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験3回。
ロジカルに考えるのが得意。

記事を読むメリット

「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由がわかり、面接で会社の良し悪しを判断することができるようになる

「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由

「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由、それは質問に意味が無いから

意味無い?

無いですね

まず前提として、企業としては自分達の業務や事業拡大に必要な人材が欲しいはずです。

であれば質問すべき内容は決まってきます。

企業が面接で確認すべき点

  • 業務に必要なスキルを持っているか
  • 業務内容に適する性格かどうか
  • 業務外の要素(通勤時間、福利厚生、オフィス環境など)に納得がいくかどうか

「それ同業他社でもできるよね?」はこのどれにも当てはまりません。

勤務するのに必要な確認ではないということです。

では何故このような質問をしてしまうのでしょうか。

「それ同業他社でもできるよね?」と質問してしまう理由

Interview Job Icon Job Interview  - Tumisu / Pixabay

「それ同業他社でもできるよね?」は働くのに必要な質問ではありません。

では何故このような質問をしてしまうのか。

それは相手にとって自分(自社)が唯一無二であることを確認したいから。

同業他社ではなく自社に全力投球してほしいわけですね

しかしその考えを求職者に押し付けるのはアウトです。

唯一無二の会社なんて存在しない

Statue Of Liberty Monument Landmark  - TheDigitalArtist / Pixabay

「それ同業他社でもできるよね?」と聞かれれば、殆どの場合肯定するしかありません。

何故なら唯一無二の会社なんて無いから。

余程の独自ノウハウを持っていて、同業他社の追随を許さない企業でも無い限り、自社でやっている仕事は同業他社でもできます

自社はナンバーワンでもオンリーワンでもない

そんなわかりきっている事を求職者に尋ねること自体がナンセンスです。

謎の精神性を求めるのは無意味ですね

確認すべきは要件と条件がマッチするかどうか

Scale Question Importance Balance  - qimono / Pixabay

最初に書いたように、面接で確認すべきなのはお互いの要件と条件がマッチするかどうかです。

そこに唯一性は関係ありません。

会社が唯一でないように、人材の唯一ではありません。

重要なのはお互いの要件と条件がマッチするかどうか

企業側からすれば「求職者の能力と適正」、求職者側からすれば「給与や労働条件」など。

そりゃそうだ

これらがマッチすれば、たとえオンリーワンでなくても労働契約を結ぶことはできます。

逆に同業他社と比較されて困るのは企業側の方なので、企業の独自性は企業側が説明すべきです。

同じように応募者が複数いるようであれば、求職者は自分の適正が他よりも高いところをアピールすべきでしょう。

たしかに「同業他社でもできるよね?」に対して求職者が釈明するのもおかしな話だわ

この質問は採用側の驕りから来ている質問ですね。

「それ同業他社でもできるよね?」にどう答えるか

Receptionists Phone Call Hotel  - Rodrigo_SalomonHC / Pixabay

では「それ同業他社でもできるよね?」にどう答えるのが良いのか。

「同業他社でもできるよね?」を企業側が問うことが失礼なので、返しは「そうですね。同業他社も応募します」という感じで良いです。

まとめ

Writing Pen Man Ink Paper Pencils  - Free-Photos / Pixabay

今回は「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由について解説しました。

「それ同業他社でもできるよね?」と言う会社がアウトな理由は、業務遂行に関係が無い質問だから

面接ではお互いの要件と条件がマッチするかどうかを確認できればいいはずです。

そこに「求職者が会社を唯一無二だと思っているかどうか」は関係ありません。

会社も人材も唯一無二ということはなく、要件と条件が合えば雇用契約には足ります。

そのうえで「それ同業他社でもできるよね?」という質問をする会社は、求職者を下に見ている傲慢な会社と言えるでしょう。

以前に志望動機を重視しすぎる会社のダメ出しをしましたが、それと同じですね。

とはいえ面接で企業に対して対等な立場になるのは容易ではありません。

就職するにも転職するにも自分自身の強みが無いと対等な交渉はできません。

そこでITスキルを高めるのがオススメ。

スキルを高めておくと面接した会社がダメでも「この会社がダメでも他に行くところはある」という安心感が出てくるので、今後生きていく上での難易度が下がります

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