転職するべきかどうか。
働く中で今の働き方に問題を感じるとき、転職という選択肢を考えることがあるでしょう。
しかし今現在も終身雇用の考えを持っている人は多く、転職を考えても
本当に転職した方が良いのかわからない…
このような悩みを抱えている方も多くいます。
そして中には転職しない方が良いケースもあります。
そんなこと書いていいの?
それは人の状況によりけりですよ。
どんな状況でも「転職したほうが良い」なんて言うのは嘘つきのすることですからね。
ではどのような状況なら転職した方が良いのか。
そこで今回は転職した方が良い状況と転職しない方が良い状況を紹介します。
書いている人
ITエンジニア。
SE、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどの経験がある。
転職経験は3回。
記事を読むメリット
転職した方が良い状況と転職しない方が良い状況がわかる
転職したくなる原因は不満
まず転職したくなる原因には必ず何かしらの不満や問題が絡んでいます。
「いやいや私の理由はポジティブだから」と言う人もいるでしょう。
しかしどんなにポジティブな理由を掲げても現状の職場では成し得ない問題があるから転職する訳です。
故に不満が皆無ということはあり得ません。
確かに不満が無いなら転職する必要は無いからね
そうですね
転職はどうしてもリスクがありますし、転職活動するのも面倒ですからね
なので転職には不満が絡んでいるという前提で話を進めます。
転職した方が良い状況と転職しない方が良い状況
では本題の「転職した方が良い状況」と「転職しない方が良い状況」ですが、先程の職場に関する不満が関係してきます。
この不満には2種類あります。
- 自分でコントロールできる対象や状況への不満
- 自分ではコントロールできない対象や状況への不満
この2つのうち理由がコントロールできる対象への不満であればまだ転職すべきではないと言えます。
転職の目的は現職では解決できない問題を解決すること。
転職はあくまで手段であり、在職のまま問題を解決できるなら転職する必要はありません。
転職そのものを目的としてしまうと転職できても失敗してしまいます。
転職の失敗に関する記事
逆にコントロールできいない対象への不満であれば、自ら転職した方が良いでしょう。
では具体的にはどのようなものがコントロールできて、何ができないのか。
対象や状況をコントロールできるかどうか
問題は不満の対象をコントロールできるかどうかです。
世の中には色々な不満があると思いますので、いくつか例を挙げて説明します。
不満の例「給料が少ない」
具体的な不満の例として「給料が少ない」というものがあります。
しかし給料に不満があるからといって、いきなり転職しようとするのは早計です。
まずは状況の改善が可能化どうかを確認する必要があります。
方法としては以下のようなものが考えられます。
- 昇進・昇給ルールの確認(今後給料が上がる見込みがあるかどうか)
- インセンティブ制度の確認(成果を出せば報奨を貰えるかどうか)
- 給与交渉(給料を上げる余地があるかどうか)
これらを確認してもう自分が何をしても満足する給与を得られる見込みが無いとわかったら転職するしかないでしょう。
不満の例「上司との人間関係が悪い」
上司と人間関係に問題がある場合も転職を考える理由になるでしょう。
世の中には部下にパワハラをする問題上司はまだまだいます。
しかし上司の人間性は変えられません。
ですので他の部分でコントロール可能な要素が無いかを探してみると、以下のような方法が考えられます。
- チーム替え、部署異動の要望を出してみる
- 労働組合に訴えてみる
人を変えられないのであれば、これらのように関わらないで済む方法を試すのも手です。
まぁ労働組合に相談ても何もしてくれないパターンもありますが
何をしても問題上司から離れることができないのであれば、転職した方が良いでしょう。
不満の例「スキルが身につかない」
スキルが身につかないのは転職の理由としては十分あります。
新入社員の時期は良いとしても、スキルが身につかない環境にいると将来的に詰みます。
会社の中では生きていけたとしても、会社への依存度が高くなるので業績が悪くなっても逃げられません。
上司にパワハラされてもスキルが身についてない状態で年齢だけ加算してしまうと、転職しようにも転職先が見つかりません。
ですのでスキルが身につかない環境というのは長期的に見てリスクが高いと言えます。
ではこの不満をコントロールする方法はあるのかというと
- 研修制度などスキルを得る方法が無いか確認する
- 会社の補助で勉強できる制度が無いか探す
- 社内の先輩からスキルを得られないか確認する
このように社内の制度や人脈を活用してスキルを得る方法が無いか確認すると良いでしょう。
何も無い場合は転職した方が良いです。
まとめ
今回は転職した方が良い状況と転職しない方が良い状況について解説しました。
転職は労力がかかるのでしなくて済むならしない方が良い。
しかしどうしても解消しなければならない不満がある場合、不満対象のコントロールが可能かどうかを確認した方が良いでしょう。
嫌いな上司がいる場合でも、異動やチーム替えができれば問題は解決します。
しかし状況のコントロールができず、異動もできない、助けもない、このまま一緒に働いていたら心身に異常をきたしてしまうようであれば、手遅れになる前に転職した方が良いでしょう。
自分の経験ですが
- 食欲がなくなる
- 不安で眠れなくなる
みたいなことがあるようなら結構ヤバい状況ですね。
「何をしても改善できない」というコントロール不可な状況であれば転職した方が良いでしょうね。
とはいえいきなり会社を辞めても転職できるかわかりません。
もし今すぐ辞めないと壊れてしまうような切迫している状況でなければ、転職活動の準備として何かプログラミング言語やフレームワークの使い方を勉強してみるのも良いかもしれません。